« 本家 | トップページ | 北京国際飯店 -1- »

2008年1月27日 (日)

筆談(と書いてコミュニケーションと読む)

オレの乗る列車の改札が始まり、

無事自分の部屋を探し出した。

同室は、

年齢からして

大じいちゃんとその娘夫婦といった感じで、

オレから見ればおじいちゃんおばあちゃんと

ひいおじいちゃん、といったところである。

オレのベッドは2階だが、

下に腰を下ろして、

溶け込むでもなく

4人で顔を見合わせて座っていた。

車掌が来て

なにかジェスチャーをしているが

オレは分からず、

「オレ、わかんないよ」

といってみると、

分かったのかどうか出ていった。

そしてお茶を3つ持ってきた。

オレの隣りの若いじいちゃんが、

(以後若じいちゃんと呼ぶ)

コイツの分は?

と車掌に聞いてくれていたが、

オレの分はないようだ。

車掌は、オレのわかんないよ。を、

いらないよ。と受け取ったのかもしれない。

もう、覚えていないが、

わからないときは、

横に手を振りながら

「わからない」と、

しかも、笑顔をつけて言っているはずだから

ノーサンキューになって不思議はない。

おばあちゃんは、

オレを憐れに思ったのか

自分の分をオレにくれた。

年寄りの方のじいちゃんは

(以後大じいちゃんと呼ぶ)

湯は足して飲め、

とポットを指して言ってくれた。

中国のお茶というのは、

そういうものなのか、

湯飲みに直接葉が入っている。

お茶をもらったことでもあり、

黙ったままの団欒に少しつきあったが、

そのうちオレは

上のベッドに転がりまどろんだ。

10時過ぎに若じいちゃんが、

コップに歯ブラシらしきものを入れて戻ってきた。

オレとしても歯を磨きたいし、

残った茶葉が気になっていたので、

コップの中の葉はどうしたらいいのか、

と聞いてみた。が、わからない。

そこで永田に借りた『地球の歩き方中国編』から

≪以後『中国の歩き方』等と記す≫

書き写したものを参考に

中国語で書いて質問してみた。

そこから若じいちゃんとの筆談が始まった。

大じいちゃんから

パンフレットをもらっており、

それに本人の写真と

その作品であろう中国画が掲載されている。

このじいちゃんたちは

かなり有名な画家のようだ。

≪というのは、その後、車掌が

 サインを求めている場面にでくわしている≫

若じいちゃんは、

おれたちは絵を書くが

お前は何をやる人だ、

と聞いてきた。

オレにはその文がわからず、

写してきた虎の巻を見せると、

若じいちゃんは

ひとつひとつ読み上げては笑っていた。

オレは≪料理人≫と書いてみたのだがわからず

≪調理人≫と書いてみたり

いろいろ試してみたがわからず、

結局はジェスチャーということになった。

すると若じいちゃんは、

「おぉー、Cook!」

とこきゃあがった。

今思えば、

(英語わかるんだったら・・・)

とも思うんだが、

そのときは通じた喜びだけだった。

寝る前に大じいちゃんは

オレにリンゴとみかんをくれた。

オレが「ありがとう」と言っても

向こうはわかっていないようで、

もう一度、ありがとうと言い、

続いてシェイシェイと言ってみた。

するとわかったようで、

若じいちゃんたちに

「ありがとう」を楽しそうに説明してたなぁ。

« 本家 | トップページ | 北京国際飯店 -1- »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/223268/17864204

この記事へのトラックバック一覧です: 筆談(と書いてコミュニケーションと読む):

» 南 明奈 [南 明奈]
みなみ あきな [続きを読む]

« 本家 | トップページ | 北京国際飯店 -1- »

最近のトラックバック

最近のコメント

オンライン状態

ブログ:ココログ